事典エイト - 新興宗教への警告 - 第3章 カルト宗教の狂気

幽体離脱

幽体離脱ともなると誰でもが経験するというわけにはいかないようですが、本質的には人間に備わっている能力なのでしょう。

けれども、幽体離脱はスプーン曲げに比べて格段に危険な技なのです。

たとえば幽体離脱している間は自分の肉体とは離れた場所に意識が行ってしまっています。

この時、肉体が存在している周囲で突発的なトラブルが起こってもすぐには意識を肉体に戻せません。

幽体離脱は睡眠時や通常の瞑想時に比べてもかなり肉体の機能を低下させた状態のようで火事とか大地震などの場合には逃げ遅れてしまう可能性が高くなります。

もうひとつの危険は幽体離脱をしている間に意識が留守になっている肉体を悪霊が乗っ取ってしまう場合です。

私には経験がありませんが、修行中に発狂したような場合がこれにあたるのではないでしょうか。

悪霊といっても人間の正常な意識とはほど遠いものですから、まわりの人には発狂したように見える場合があります。

本人の意識の方は自分の肉体に帰ることができなくて長い長い夢を見続けているような状態になるようです。

以前にも述べたように生命エネルギーが不足ぎみの時に無理をして幽体離脱をしたり遠隔透視を試みた場合にこのような現象が起きるようです。

危険性が高いとはいえ幽体離脱はたしかに興味深いものですし、遠隔透視や未来予知とともに実用的な価値があります。

それだけに悪用することもできますので、このような神通力を持つことがその人の幸福につながるかどうかは疑問です。

よほど清廉潔白で他人を思いやる心の強い人でないとこのような力はかえって重荷になって、悪の道への誘い水になってしまうのではないでしょうか。


次へ(新興宗教への警告6)
powerd by 楽市360