カンラン

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カンラン(寒蘭)はシュンラン(春蘭)と同属の東洋ランですが、名前が示すようにシュンランが早春に花が咲くのに対して、カンランは11月から12月に開花します。

カンランの最大の特徴は、その、すっきりとした草姿でしょう。 繊細で華麗なその姿は、日本の床の間によく合います。

カンランは江戸時代に多数の品種が作出され、花色も緑のほかに、黄色、紅色、紫色、桃色などがあり、花の大きさもさまざまです。

また、葉芸も豊富で、覆輪や縞、中透け、チャボなどがあります。

寒蘭は、東洋ランの中では、最も育てやすい植物ですので、寒蘭から東洋ラン栽培を始められてはいかがでしょうか。

寒蘭の育て方

カンランは静岡以西の太平洋側や九州、沖縄に自生している植物で、その自生地は常緑樹の林の中にある、谷筋の急斜面のようなところです。

ですから寒蘭は、湿度が高い半日陰で、夏は涼しく、冬は暖かい場所を好みます。

寒蘭の栽培には東洋ラン専用の用土が便利ですが、ご自分で作られるのであれば、硬質鹿沼土4、焼き赤玉土4、ゼオライト2くらいが良いでしょう。 鉢は東洋ラン用の深鉢が良く、鉢底に軽石を入れ、下の方は大粒で、上にいくほど小粒の用土になるようにするとベターです。

カンランの鉢は雨のかからない場所に置いてください。 直射日光、特に西日に当てないことと、空中湿度を保つことが大事なポイントです。

表面から3粒目くらいまで乾いたら水やりしてください。 真夏は夜、涼しくなってから、真冬は昼間、暖かくなってから水やりしましょう。 また、水やり時には、葉の汚れを洗い流すようにしてください。

春から初夏にかけては、規定よりも2倍に希釈した液体肥料を2週間に1回程度、与えてください。 夏以降は、肥料は施しません。

真夏の軒下やベランダなどは暑くなりすぎるので、必ず棚上に置き、風通しを良くして涼しく管理してください。 場合によっては、軽くエアコンが効いた室内に取り込む方が結果が良いこともあります。

真冬は、寒冷紗やビニールなどで保温するか、屋内に取り込みましょう。 花が咲いたら、室内で観賞して、蛍光灯などで補光して、3月まで室内に置いておいても良いでしょう。

軟腐病になることがあるので、殺菌剤をかけて予防すると良いでしょう。 まれに、カイガラムシが付くことがあります。

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