ガーデニングの裏技 果肉のある種の撒き方

果肉のある種の撒き方

果物のように果肉がまわりについた実がなる植物があります。

こんなとき、種まきはどうするのか?

果肉を取り除くべきか、そのまま用土に埋めるべきなのか?

悩んだことはありませんか。

ここでは果肉のある種のまきかたについて解説いたします。

果肉を取り除いて乾燥保存するもの

ナスやトマトなどのナス科の野菜や、スイカやメロンなどのウリ科の植物の多くは
種が熟したら、果肉をきれいに取り除いてから、乾燥して春まで保存します。

果肉には発芽を抑制する成分が含まれているので、かならず果肉を取り除いてから
乾燥してください。

春になれば、他の植物と同様に種まきすることができます。

果肉を取り除いて、すぐに種まきするもの

ナス科やウリ科以外の植物で果実の中に種を作るものは、果肉を取り除いてから、
乾燥させずに、すぐに種まきしてください。

園芸植物では、ハナミズキ、ガマズミ、ランタナ、コムラサキ、サンシュ、
ヤマボウシなどが、果肉を取り除いて、すぐに種まきすべき種類です。

果肉を取り除くのは先ほどのグループと同じで、果肉に発芽を抑制する成分が
含まれているからです。

鳥や獣に食べられて、そこで果肉が消化され、体から種が排出されてから
発芽するように、果肉に発芽を抑制する成分が含まれているものと思われます。

先のグループと違って、果肉を取り除いてすぐに種まきするのは、
果肉に覆われているために、種子に乾燥に対する抵抗性がないからです。

実は、ナス科やウリ科の植物は元来は乾燥地帯の植物ですので、
鳥や獣から排出されたあとも乾燥に耐えるようになっているのでしょう。

ということで、ハナミズキなどの果肉のある種は、果肉を取り除いた後、
乾燥させずに、すぐに種まきする必要があるわけです。

なので、種まきした後も、真冬でも用土が乾燥しないように注意しないといけません。

寒さをしっかり経験させると、春になると芽が出てきます。

なお、山野草などの中には翌春の発芽率は低くて、2,3年かけて徐々に
発芽するものもあります。

そのような植物では、翌春に発芽しなくても、あきらめずに、
乾かさないで管理を続けてくださいね。

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