早い話、植物園の温室の中ならバラに適した温度と光量に調節すれば、次々に開花します。 ただ、ご家庭の庭植えのバラの温度や日長を管理することはできないので、冬の庭にバラが満開、 とはいかないのです。
しかし、ミニバラであれば鉢植えですから、置き場所を変えることによって周年開花は現実のものとなります。 ただし、ずっと咲き続けると株が弱りますので、適当に休みをとってあげることが必要になります。
具体的には、夏のつぼみはすべて早めにかきとって夏には花を休ませましょう。 関東以南の真夏にはミニバラは相当に暑がりますので、冬の花のために十分休養させてください。 真夏には水遣りはしっかりと、肥料は施さない方が無難です。 また、病虫害の駆除も忘れないようにしましょう。
秋になって涼しくなってから中程度の剪定をします。 暑いうちにやりますと、株が弱ることがあるので注意します。 また、剪定の程度は株の健康状態を見て、弱っている株は剪定も弱めにしてください。
置き場所はもちろん日当たり、風通しが良い所です。 水遣りはたっぷりと、肥料は固形の緩効性化学肥料を5,6個置き肥して、 さらに規定希釈率の液体肥料を1週間に1度施しましょう。
秋のはじめのつぼみもすべてかきとります。 10月以降のつぼみは残します。 花が咲いているかどうかや、つぼみがあるかどうかにかかわらず、 霜の降りる前に室内の窓辺か日当たりの良いフレームの中に取り込みます。
このとき、葉が落ちるくらいの寒さに会わせてしまうと、いったん株が休眠してしまって、 花が咲くのは3月、ということになってしまいます。 室内等に持ち込む前に害虫やナメクジなどを退治しておかないといけません。
冬場の管理でもっとも大切なのは太陽の光です。 ともかく日当たりの良い場所においてください。 日のあまりあたらない室内では当然、開花しません。
夜温が多少下がっても葉が落ちないくらいであれば、昼間の温度があれば大丈夫です。 あとは秋の管理と同じです。 ただし、屋外のフレームに置いた株は水遣りを少し控えめにします。
開花時期は温度と光量、室内等に取り込んだ時の株の状態によって変化します。 クリスマスやお正月などを狙うには、開花中の株を室内に取り込んで、 そのまま咲かせ続けると失敗が少ないでしょう。
花は早めに切り花にして株の負担を軽くしてあげてください。 3月にはいったん花は中止して、花後剪定を行います。
室内の株は早春にはまだ室内に置いておいて、八重桜が散るころから徐々に外気に慣らしてください。 フレームに置いた株は春には屋外に置いた株と同じ管理にして大丈夫でしょう。 冬季開花株は念のため、春には植え替えません。
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