ガーデニングの裏技 日本の夏に強いアスチルベ

日本の夏に強いアスチルベ

アスチルベという植物をご存知でしょうか?

濃いピンクのふわっとした砂糖菓子のような花穂を見たことがある人は多いとお子います。

じつは、このアスチルベは日本のアワモリショウマやアカシュマなどに中国のオオチダケサシが交配されたもの。

ですから、日本の風土に合っていて、高温多湿にも寒さにも強く、丈夫で育てやすい植物です。

また、半日陰でも育つ耐陰性もあり、花期も長く、言うことなしの植物ですね。

少し小さめで、存在感が薄く、控えめな印象なので、いまひとつ普及していませんが、是非、使ってみたい植物ですね。

アスチルベで日陰を明るく

耐陰性があり、湿り気の好きなアスチルベには大きな木の根元などの日陰は植える場所としてはベストです。

木の根元にギボウシやヤブランなどを配し、その後ろ側に赤い花のアスチルベを配置すると、木の根元を明るく演出することができます。

アスチルベは水切れに弱いので、晴れた日が続いたときは必ず水やりしてください。

睡蓮鉢の周りを彩る

睡蓮鉢や池のまわりに水の好きな黄色ヘメロカリスなどと一緒にアスチルベを植えると、水辺の雰囲気を演出できます。

この場合もアスチルベの株元の土をチェックして、乾いているようならたっぷり水やりしてください。

また、真夏に直射日光がかかるようなら、寒冷紗をかけるなどして遮光する必要があります。

アスチルベを大鉢で育てる

アスチルベを少し大きめの鉢で育てるのも良いでしょう。

時期によって鉢を木の根元や睡蓮鉢の周りに移動することもできます。

鉢は乾きやすいので、水切れにはくれぐれもご注意ください。

真夏の直射日光は苦手なので、涼しい日陰に移動してあげましょう。

秋には明るめの半日陰に戻してあげます。

霜が降りて、葉が完全に枯れてから枯れた地上部を切り取って冬越しさせます。

寒冷地では凍らないように軒下などに取り込み、腐葉土などで鉢の上部を保温するといいでしょう。

アスチルベの植え替え

調子がいいと根が回って生育が悪くなります。

鉢植えの場合は2年に1回、芽が出る前の3月と10月の気候の良い時期が植え替えの適期です。

さらに大き目の鉢に植え替えるか、適宜、株分けして植え替えてください。

庭植えでも4,5年で花付きが悪くなってしまいます。

鉢植えと同じ時期に、3,4芽くらいに切り分けて、30cm間隔で植えなおしてください。


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