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プリムラの夏越し

プリムラ(西洋サクラソウ)は、 その可憐な花姿とピンクやイエロー、ホワイトなどの華やかな花色で、春花壇や春の鉢花として大人気ですね。

プリムラにはヨーロッパ系のプリムラ・ポリアンサ、プリムラ・ジュリアンと、 アジア系のプリムラ・マラコイデス、プリムラ・オブコニカ、プリムラ・シネンシスの5系統があります。

この中で、マラコイデスとオブコニカは寒冷地以外での冬越しは難しいでしょう。 マラコイデスとオブコニカ、それにシネンシスでは、おしべの花粉をめしべに付ける人工授粉によって種子を作らせて、 種子によって夏越しさせるのが一般的です。

ただし、品種によっては雑種になっていて、子供の世代には親と違う姿になってしまうこともあります。 また、花粉のできにくい品種や種子ができにくい品種もあり、 それらは他の品種との交配を考える必要があります。

人工授粉が成功すると1ヶ月程度のタネざやが大きくなってきますので、 タネざやが黄色くなったら株から切り取り、種子を出して、封筒などに入れて日陰干ししてください。

その後、種子は冷蔵庫の野菜室に入れて保管してください。 タネは9月下旬から10月上旬に蒔き床に播いて、できれば11月までに鉢上げしてください。

ポリアンサ、ジュリアン、シネンシスは山野草なみの管理をすれば株として夏越し可能です。

5月下旬になったら花がらや枯葉をていねいに取り除き、花壇やプランターのプリムラは鉢上げします。 プリムラの株元は白い石でマルティングしておくと、乾燥防止と温度上昇の抑制効果があります。

プリムラの植えてある鉢よりも2回りくらい大きな素焼き鉢か駄温鉢を用意し、 鉢底に大き目の鉢底入りをたっぷり入れて、その上にプリムラの鉢を載せます。

2つの鉢の間に清潔な土をたっぷり入れ、しっかり湿らせます。

これが二重鉢といわれるもので、外側の鉢からの気化熱で、内側の鉢土の温度上昇が抑えられます。 ただし、外側の鉢がプラ鉢ですと逆に蒸れる場合もあるので注意しましょう。

二重鉢の夏場の置き場所は風通しの良い明るい日陰で、レンガなどで直接、地面やコンクリートにつかないようにしてください。 こうすることによって、鉢底の換気ができて根腐れの予防になります。

さらに、外側の鉢のまわりを、しわをつけたアルミフォイルでまいておくと直射日光を反射して、 鉢土の温度上昇が抑えられます。 ただし、アルミフォイルはしわくちゃにしておかないと、日光が変に反射して、 カーテンなどが日に焼けたりすることになるので、注意してください。

二重鉢の外側の土には毎日、水やりします。 内側の土は、乾いたのを確認してから、たっぷり水やりしてください。

秋になって涼しくなったら内側の鉢を出すか、株を植え替えてあげましょう。
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プリムラ ケティマクスパルーン
淡い石鹸のような香りを持つ、春を告げる桜草です。
原種はヨーロッパで古くからカウスリップと呼ばれ親しまれてきた歴史ある桜草です。
ハーブとしての用途も原種のカウスリップ同様で 、若葉はサラダ、花はジャム、ワイン、ピクルスに利用できます。


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