ガーデニングの裏技　クリスマスローズとの寄せ植え

クリスマスローズとの寄せ植え

早春に可憐に咲くクリスマスローズは人気がありますが、
クリスマスローズの鉢は開花期以外はさびしいものです。

そこで、クリスマスローズの寄せ植えを考えたことのある人も
多いのではないでしょうか。

しかし、クリスマスローズは根をいじられるのをとっても嫌がるので
草花類との寄せ植えは難しいです。

その解決法の１つとして、同じ時期に咲く小球根類を一緒に植えておく
方法があります。

ガーデンシクラメンやスノードロップ、クロッカスなどは
植えっぱなしでもいいので、クリスマスローズの根をいじらなくてすみます。

もうひとつの方法に、仕切り板を使う方法があります。

たとえば、深鉢の真ん中に透明な下敷きなどで作った仕切りを入れます。

この時、隙間があかないように、ハサミなどで鉢の形に合わせて
切っておく必要があります。

隙間があると、そこから反対側へ根が伸びて、からまってしまうので要注意です。

この仕切り板を使う方法だと後ろ半分にクリスマスローズを入れて
手前側にはパンジーやビオラのような草花を植え付けることができます。

これだと冬の間も花がある寄せ植えとして使えるでしょう？

ただし、クリスマスローズもしっかり日に当てないと弱るので
過保護にしすぎないようにしましょう。

春になってパンジーなどが終わったら、草花を入れた方は用土ごと取り出して
初夏の草花などを植え付けてください。

ただし、クリスマスローズは夏は半日陰で管理しますので
植える草花は、ある程度、耐陰性が必要です。

夏は草花ではなくて、ツルニチニチソウやヒューケラなどの
カラーリーフを植えておくという方法もあります。

ともかく、仕切り板を使う方法は、クリスマスローズにとっては
鉢の半分しか用土がありませんので、大きめの深鉢以上のものを
用意する必要があります。

また、クリスマスローズ側の用土には軽石を入れて水はけを良くし
ケイ酸白土のような根腐れ防止剤を用土に2%くらい入れておきましょう。
そうしておかないと、夏に水を多く必要とする草花と寄せ植えすると
クリスマスローズ側にも水が回って、根腐れする危険があります。