インターネット園芸大事典 梅

早春に、ほのかな香りとともに春を告げてくれるウメは、古来より多くの芸術家の心を捉えてきました。

また、梅の実は梅干しの原料として、日本の食生活にはなくてはならないものになっていますよね。

梅の品種

ウメは英語ではJapanese apricotと呼ばれますが、日本原産ではなく中国原産のバラ科の落葉低木です。

桜やアンズに近縁で、品種的には実を取る実梅と花を鑑賞する花梅に分けられますが、野生種に近い野梅系、紅梅の緋梅系、大輪で実を利用することが多い豊後系、アンズに近い品種や中部地方に多い小梅など300品種以上あると言われています。

また、枝が枝垂れる品種は枝垂れ梅と呼ばれています。

詳細は梅の品種をご覧ください。

梅の育て方

梅で良い花を咲かせるには、まず日当たりの良い場所に植えることです。 鉢植えの場合も、1年を通して日当たりの良い場所に置きたいです。

次に大事なことは十分な寒肥を施すことで、堆肥などを十分に根元から少し離した所にすきこんでやってください。 庭植えの場合は、追肥、水やりは特に必要ありません。

梅の鉢植えの場合の水やりは、開花期はたっぷりと、それ以外の時期は乾かし気味に管理します。 鉢植えの場合、9月頃に液体肥料を追肥してやるといいでしょう。

梅は病虫害が多い植物の1つです。 葉が萎縮したようになっていたり、夏場に落葉した場合にはアブラムシ(アリマキ)がいないがどうか、よく探して駆除してください。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というように、梅は剪定することにより、よい花を咲かせることができます。

7月頃に1度、徒長枝を切りつめ、内部の混み合った部分の枝を1ー2本切ってやります。 ただし、ウメは夏場に強剪定をしますと、花が咲かなくなるので注意します。

12月には花芽を確認しながら中程度の剪定をします。 徒長枝などを3節ほど残して切りつめ、下向きの枝や他の枝のじゃまになっている枝、根元から出てきたひこばえなどを切ります。

ウメは苗木を庭植えしてもすぐには花が咲かないことが多いものです。 すぐに花を楽しみたい方は、小さ目の鉢に植え付けてください。 鉢植えの場合は花後すぐに2芽ほど残して強剪定します。

野梅系の品種では挿し木も可能なようですが、一般には実生で繁殖させます。

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