ガーデニングの裏技 1年中、ノボタンの花を楽しむ方法

1年中、ノボタンの花を楽しむ方法

ノボタンというと日本では夏に咲くシコンノボタンが有名ですが、ノボタンの仲間は種類が多く、たくさんの園芸品種が開発されています。

５つぐらいの種類を組み合わせるとノボタンの花を1年中楽しみ事ができます。

ここではシコンノボタン以外の開花期の異なるノボタンを御紹介します。

なお夏から秋にかけて咲くシコンノボタンはこちらをご覧くださいね。

インターネット園芸大事典　シコンノボタン

秋から冬にかけて咲くノボタン

普通のシコンノボタンは７月から１０月いっぱいくらいまで開花します。

シコンノボタンの品種の中にはコートダジュールやジブラルタルのように１１月まで咲き続ける品種があります。

さらにリトルエンジェルやオータムカーニバルは開花期が１０月から１２月になり完全な秋咲きですね。

なお寒さには弱いので霜に当てないように注意しましょう。

冬から春にかけて咲くノボタン

メキシコ原産のシダレノボタンはしだれ咲きの種類でハンギングバスケットに向く種類ですが、開花期は１２月から３月になります。

ただし寒さには弱いので、霜に当てないように室内の日当たりの良い場所で管理する必要があります。

春咲きのノボタン

ロイヤルウエディングなどの東南アジア原産のブレディア属の改良品種は春咲きになります。

葉もきれいなので、観葉植物としても楽しめますよ。

春から初夏に咲くノボタン

中米原産のヒメノボタンは地面を這うのでグラウンドカバーのように生育し、花は小さいですが花数は多いので満開になると見事です。

ただし寒さに弱いので霜が降る前に株を掘り上げて室内で管理して冬越ししてください。

あるいは鉢やプランター植えにしておくと冬越しが楽になりますね。

なお園芸界でヒメノボタンと呼ばれているのは絶滅危惧種に指定されているヒメノボタン(Osbeckia chinensis L.)とは全く別属の植物です。

学問的にはこちらが本当のヒメノボタンなのですが。

ノボタン：コートダジュール5号鉢植え

コートダジュールは花はやや小型で花弁が細く、葉も小型で、花付がよく花期が長い品種で、充実した枝先に蕾をつけ、地中海ブルーの美しい花を咲かせます。
花弁の元が白く、雄しべも白いので涼しげな印象です。鉢植えで栽培するとコンパクトにまとまり、管理しやすい品種。
霜の降りない地域なら庭植えにでき、樹高も2m位になり花をたくさん咲かせ、みごとです。
樹形は円錐形にまとまります。