インターネット昆虫大事典 オオクワガタ繁殖記

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オオクワガタ繁殖記

ノコギリクワガタ繁殖記に書いたように、
我が家はコクワ王国になってしまいましたが、
子供が「飼うんだったらオオクワがいい!」と言うので、
オオクワを育ててみることにしました。

 

オオクワ ペア購入

 


2006年4月22日にビッターズのオークションで
DorcusNavi 柴崎辰彦 氏よりオオクワのペアを購入しました。

ヤマト運輸の超速宅急便で10:00到着。


佐賀県神埼郡神埼町産のF2で雄73.2mm、雌47.2cmで4800円でした。
2匹とも元気いっぱい!

 

産卵セット投入

 






すでに購入してあった採卵飼育用オオクワガタスターターセットを
マニュアル通りにセットしました。

手順は写真左から
(1)4本の短いクヌギ産卵木に十分に水を吸わせる。

(2)樹皮をはぐ。

(3)コバエシャッター大に産卵マットを固めに少し入れてから産卵木をセットして、産卵マットで埋める。

(4)餌台2つと転倒防止用の剥いだ樹皮を入れてから、到着したオオクワペアを離して入れました。

 

産卵確認、材割り

 

オオクワの雌が産卵木をかじっているのを確認してから、5月13日に雄をコバエシャッター小に移しました。


5月27日には雌も別の透明PET瓶に移しました。


6月18日にオオクワの雌を雄のいるコバエシャッターへ移して2回目のペアリング開始。


6月23日に材割りを断行。

幼虫4匹を自作菌糸瓶に投入後、保冷温庫(25度)に入れました。
孵化していない卵3つを発見して、ガラス瓶中に材とともに保管しましたが、結局、孵化しませんでした。


2本の材は産卵痕が全くなかったので、そのままにして、再びペアリングしたオオクワの雌を投入。


7月9日にオオクワ雌雄を別々の透明PET瓶に移して、保冷温庫(25度)に入れました。


8月5日に2度目の材割り。2齢幼虫(前回の見逃し?)1匹、初齢幼虫3匹、未孵化卵7個。
幼虫4匹は自作菌糸瓶に投入後、保冷温庫(25度)に入れました。


9月2日に材割りした残りの材から2齢幼虫発見。
自作菌糸瓶に投入後、保冷温庫(25度)に入れました。

 

菌糸瓶交換

 

9月7日に最初の産卵と思われる5匹の幼虫をフォーテックのG-pot 1500ccに移しました。
G-potはカビたりキノコが生えたりしにくいので、初心者向きですね。
G-potは20度の保冷温庫に入れました。


10月19日、残りの4匹の幼虫をPSB800ccに移しました。
PSBは安いですが、カビやすいのが玉に瑕ですね。


2007年2月8日に2回目の菌糸瓶交換。
1月が忙しかったので、遅れてしまいました。

5匹の幼虫をPSB800へ移して、G-pot1500中の元気な蛹!1匹と前蛹1匹はそのままにしました。

1匹はすでに蛹になっていましたが、すでに死亡。1匹の幼虫は体長1.5cmで、これは材に最初からいたコクワ?のようなので、除外。
引き続き20度の保冷温庫で管理しました。


3月25日、菌糸瓶PSB800の劣化が激しいので、3匹の幼虫の菌糸瓶交換(PSB800)。




5月4日、菌糸瓶の劣化が激しいので、G-pot1500から新成虫雄1匹、雌1匹を透明PET瓶に移しました。
いつのまにか、元気に羽化してくれていました。

上の写真が新成虫です! 保冷温庫(22度)に入れました。


PSB800内の元気な幼虫2匹は、それぞれG-pot800の空瓶にくぬぎ純太君を入れたものに移して保冷温庫(22度)に保管。


残念ながら、2匹の蛹は羽化できずに死亡していました。
菌糸瓶からもっと早く取り出すべきでしたね。

 

 

総括

 

アピックスの保冷温庫のおかげで、F2の成虫は1年たっても元気です。
また、F2の子供の幼虫たちも真夏にもかかわらず、元気に育ってくれました。


ただ、真冬に購入したPSB800からキノコが生えて激しく劣化したのに、
菌糸瓶の交換が遅れたために、3匹の蛹を死なせてしまいました。合掌。

 

 

 

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